責めたくない人がいる

 関ジャニ∞のツアーが終わりました。メンバーもスタッフも皆さんお疲れさまでした。そのオーラス公演、大倉は急性の腸閉塞で参加できませんでした。ヘタレヘタレと言われつつもなんやかんやでキツいスケジュールを頑張っている彼ですから*1、この機会にゆっくりと休んで体調を回復していただきたいものです。ちょっとふっくらしてもいいんだよ。私がただ単にふっ倉が好きなだけ。ごめん。ふっ倉。言いたいだけ~言いたいだけ~!

 

 開演時間を過ぎてもコンサートは始まらず、大倉以外のメンバーがステージに登場し、大倉が不在なこととその理由を説明したのだそうです。6人で登場された瞬間を想像するとゾッとする。色んな想像が駆け巡るよね…。エイトも、これまで何もなかったわけじゃないからなあ。

 大倉がいないコンサート。会場を去った人もいたそうです。それを知ったTwitterのお留守番組の一部が、去った人たちを責め始めます。その人がどんな理由でその場を去ったか、っていうのは本人にしかわからないだろうに。口汚いツイートを見かけてムカーとしてしまい、私が大人気なくつぶやいたツイートが以下の三つです。

  ブログに比べて口が悪いね! これでも猫をかぶっているんだよ!

 いやでもほんと現場の空気っていうのは独特で、レポを読むのと現場で感じるのって雰囲気は当然違うわけじゃないですか。周りのざわめきや悲鳴も聞こえないわけですし…。例えに出すのもあれですが、以前東京ドームでステージに内が現れた時の熱狂と書いても足りないほどのものすごい空気っていうのもあったわけですし。ちなみに私は「ホアアアエエエエ!!!」って言いながら号泣してたよ!!

 いやもう実際私が会場にいたら、無事でいられるかわからない。安田担だけどもうほぼほぼDDだからさ…みんなかわいい教に入信してるからさ…。大倉がふくふくと笑うのが好きなんですよ。おぼっちゃんなんだか悪ガキなんだかわからない30歳が好きなんですよ。

 だからさ~。その場にいないのに、会場を去る人を見ていないのに、その人がどんな表情をしていたのか知らないのに、ただ「大倉がいないから会場を去った人」の全てを責めるのがはたして正しいことなのか? 「ハアア? 大倉いねーのかよ! ケッ!! 積んだ意味ねえわ!」とか吐き捨てて椅子ガーン蹴って出てった人だったら私も何かを投げつけたくはなりますけど…。何かを。

 本当のエイターは退場なんてしないよね、的な同調圧力にヒア~って声出た。あと「帰った奴は顔ファン」も見た。やっぱり勝手なラベリングとマウンティングに使われる単語なんだなと思った。

 「本人もこう思うだろうから」帰った人を責めるとか「本人はこう思ってるんだよ」っていうのを振りかざすとか、言い方は悪いけど妄想乙です。本人の気持ちは本人にしかわからないよ。不確かな想像を根拠に誰かを叩くのが本人のためなのかな? 大倉の気持ちは想像できても、泣く泣く会場を去った人の気持ちの想像はできないのかな? 本人の気持ちを察するより、より近い立場で考えられると思うけどな。

 

 メンバーは大倉の不在を一生懸命笑い飛ばせるネタにしようとしたり、歌詞のあちこちに大倉の名前を入れたり、お大事にって替え歌したり、それでも最後には泣いてしまったり、完璧なステージではなかったかもしれない。けど、すごい頑張ってたんだろうな~。大倉がいないよって最初に行ったら帰る人もいるだろう、っていうのはメンバーもわかってたんじゃないかな? って思う。勝手な想像です。

 

 さて、コンサート終演後にコン事務から、希望者には払い戻しをするというお知らせが出されました。ここでもまた「返金するなんて人いないよね?」という同調圧力がむくむくと現れてくる。こわいこわい。ちょっとフォントサイズ大きくして叫んでもいい?

自由!!!!許されてる権利!!!自由!!!!!! 

「払い戻しをする人は大倉を責めてることになる」っていう、ちょっと詳しく説明してほしいツイートを見たりもしたけれど、それでもとにかく払い戻しをすること自体は自由じゃない? 私は自由だと思うよ! 責める人がいても私は責めないよ!

 しかしこれまで他のグループの公演において当日いきなりメンバー不在になってても払い戻しをしてこなかったコン事務、今回のことで他グループ担に「どうした?」「しぬの?」「絶対に許さない」って言われまくってて笑う。日頃の行いェ…。

 

 話が二転三転したけれど、私は今回改めてこのグループがすごく好きだなって思いました。大倉お大事にね。ちょっとでも早く回復してふっ倉してね…。そして「あっはっは!」ってあの独特な笑い声を聞かせてください。

 

 今回のタイトルを打ち込みながら、誰かを責めないでと声をあげることはまた他の誰かを責めることになるのであるな、と思いました。そして私を責める人がいてもしょうがないよねーつって、それもまた自由だよねーつって。そんな感じだ。

*1:コンサート終了後にラジオ生放送、など。