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肌が弱くても化粧をしろと主張する押しつけ女子

 まず前提として、私はメイク大好きであることを書いておきます。好きだから上手だとは限らないけどな!!!

 

 メイクに関するブログがRTで回ってきました。「肌弱いとか言ってるけど、どうせ言い訳なんでしょ?」「つーかやり方を知らないだけでしょ? こうやるんだよ、覚えときな」「大人がノーメイクとか醜いから思いやりを持ってね」みたいな内容でしたね。

 「肌が弱い」を言い訳だと断言する行為にまずはNOと言いたい。何塗っても本当にダメな人っているでしょう。「化粧品探せばいいよ」とか「お医者さん変えたら?」とか気軽に言う人もいるけど、それってそんなに軽く薦められる手段じゃない気がします。化粧品を変えるたびに肌が荒れてしまう人、お医者さんを変えるならものすごく遠出しなければいけない人、どっちもいるでしょう。どっちも疲れるだろうなってことは容易に想像できますよね。その労力を強制して悦に入ることは正しいのかな? 肌が弱い当人からしたら既に言われまくってることだろうし、いわゆるクソバイスだなって思う。「知らないと思うけど、敏感肌用もあるんだよ!」みたいなこと得意げに言ってる人いたけど、そんなのとっくの昔に試したけど駄目でしたって人が大半だと思うの…。

 中には「私だって肌弱いけど化粧できてるよ」って人もいますね。それはあなたが「化粧ができるタイプの肌の弱さ」だからなんじゃないかな…。もしくは「合う化粧品を探すだけのバイタリティがある人」だったというだけの話。自分も昔大変だったはずなのに、いま模索して疲れ果ててる人に対して石を投げるのはやめたらいいのに。

 そもそも「肌が弱いと言うオタク女子は嘘をついている」っていう前提にウワーーーってなります。ウワーーこういう人って白杖ついてる人に「今障害物を避けた、こいつ見えてるだろ」って言いそう。内部疾患で優先席に座ってる人をすごい目つきで見そう。生理痛がひどい人を疑いの目で見そう。ステロイドで太った人に対して薬で太るとかありえないって言いそう。いやバリバリの偏見でごめん! でもこういう人達って「知らない」のかなと思って…知らないだけならまだしも、乏しい情報量を元に困ってる人を叩きそうだなって感じ。

 化粧って別に「私はしてて偉い、こいつしてないから偉くない」っていう主張の道具ではないですよね。芸能人の顔ファン論争を見てるみたいだ。「私は顔以外の魅力もわかってるから偉い、顔だけ好きな人はそうじゃないから偉くない」みたいな…。知らんがなですわ。化粧ってそこまで特別なものでもないのに偉ぶる人の気持ちがよくわからない。「化粧が楽しい」「やらなきゃいけないからやってる」のどちらであっても、他人をぶん殴りに行ったらいかんでしょ。

 肌の強さとか、生理痛とか、アレルギーとか、病気とか、みんな人それぞれだと思うんですね。だから何に関しても「できるはずだろ」とか「そんなにつらくないはず」はやめましょうよ。

 さっきTwitterを見ていたら、件のブログを紹介した人が「肌が弱いから定時で帰りたいな~」とか言っててすっごくモヤモヤしました。すごい意地の悪さ。

 

 ていうか一番もったいないなって思うのは、あのブログが本来やりたかったであろう「肌が弱い人と思い込んでる人が自分に合う化粧品を見つけて、化粧を楽しむ」みたいな方向に対して逆風ビュンビュン吹かせてるところ。あの言い方で、自分は肌が弱いかもって困ってるような人が「そっかあ! じゃあ頑張ってみよう!」って思えるかって話ですよ。無理じゃない? 北風と太陽の北風じゃない? 無理だよ…。ってしか思えない書き方してるあたり、あのブログって単純にマウンティングしたいだけやんけって思っちゃう。

 

 あと今回、世の中って謎の許可制に満ちてるなって思いました。「本当に肌が弱いなら化粧しなくても許す」「美形の同性愛者なら許す」「子宮筋腫や内膜症があるなら生理痛がつらいと言っても許す」みたいな。どっから許可がでるんだ? 司法か? お前裁判長か? みたいな。謎の許可制、廃れたらいいのにな~!

 

(2016/11/12)追記だよ→

kaneda-oo.hatenablog.com