担続宣言

 ふと「担降り宣言があるなら、担降りしません宣言もありじゃない?」と思ったのでキーボードを叩くことにする。ジャニオタであるからには、一度はポエムに満ちたブログを書いてみたいなという願望があったのかもしれない。

 

 私とジャニーズの出会いとは、何だろうか。そんな些細な疑問の答えも出ないほど、遠くで漂っている存在だったように思う。関ジャニ∞のメンバーを認識したのは、当時ジャニーズJr.が出演していたゴールデン番組だったはずだ。アイドルよりも漫画派だった私は、深入りすることのないまま時を過ごしていた。そんな私をここまでズブズブを引きずり込んだ関ジャニ∞とは、いったい何なのだろう。

 関ジャニ∞はかっこいい。かっこいいのは別に関ジャニ∞だけじゃない。関ジャニ∞はかわいい。かわいいのは別に関ジャニ∞だけじゃない。関ジャニ∞はジャニーズとは思えないほど体を張っている。いや、最近は後輩も先輩もすごいぞ。

 それではいったい、なぜ? その答えを、一つの歌に見つけた気がする。

 

 先日まで行われていた関ジャニ∞のツアー。そこで披露されていた楽曲。元々はCDの特典映像として収録されたセッションで演奏されていたナンバーだ。作曲した錦戸亮がいかにも好みそうなフレーズの繰り返し。洒落ているな、と思った。しかしそこに歌詞が乗ることによって、大きな変貌を遂げたのだった。

 アップテンポなリズムを刻みながら「上から見るなや、こっちだって必死なんじゃ」とアイドルが揶揄されることに対する心の内のような声や「ここじゃ皆、強がり」「見栄っ張りの集まり」といった東京に対する拗くれた思いがぶつけられていく。「I don't like you Tokyo!!!!」そんながなるような歌声が東京ドームに響いた。ここでそんな歌を歌っていいんだろうか…と思っているうちに、歌詞は少しずつ変化してゆく。東京で感じる月明かりに涙を零し、ここはまだ始まりなんだという気持ちを噛みしめ、最後には「I can't hate you Tokyo!!!」と叫ぶ。

 

 エッッッッッッッッッモ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 取り乱しました。

 関西で生まれ、関西で育ち、東京を主戦場として生きるアイドル。上を見ればキリがなく、下からの突き上げも絶えない。アイドルだから、と見下されることも多いんだろう。応援しているジャニオタだって見下されるんだから、本人たちだってきっと。

 この歌があったって、そういう目線は無くならないだろう。ただ、それでも、私はこの曲を聞いて安心したのだ。私はきっとこういう関ジャニ∞が好きだった。そして、それを再確認することができた。SNSの普及により、本当か嘘かわからない情報も増えたけど、今の私は「オタクとして確かなものを手に入れたからには、変な情報は鼻で笑って大喜利のネタにしちゃるわ」という思いでいる。この曲に感じたものがある限り、私はきっとこのグループを愛することをやめられないだろう。きっとこの人達のこういう所が大嫌いな人もいるんだろうな、とか思いながら。

 私をそんな気持ちにしたTokyoholicが収録される「なぐりガキBEAT(通常盤)」は1月25日発売です。

なぐりガキBEAT(通常盤)

なぐりガキBEAT(通常盤)

 

 

 宣伝でした!!!!!